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10周年記念 社員インタビュー 10周年記念 社員インタビュー 社員インタビュー(吉永/BBTオンライン英会話マネージャー)

INTERVIEWEES

吉永 友恵

インタビュイー:吉永 友恵(Tomoe Yoshinaga)

BBTオンライン英会話 Japan Officeマネージャー。
前職はフィジーの留学会社の現地学校の事業拡大に携わる。2016年にBBT入社し、BBTオンライン英会話の現地を含めた組織作り、およびサービス拡大に務める。

山口 幸広

インタビュアー:山口 幸広(Yukihiro Yamaguchi)

BBTオンライン英会話 マーケティング担当。
前職はネット買取サービスでアライアンスマーケティングを得意とし、新規顧客獲得に務める。2016年にBBT入社し、BBT大学経営学部マーケティング部を経て現職に至る。

英語教師の道を選ぶ前に、新卒で飛び込んだのはフィジーの留学会社。得意な英語を生かしたい――でも、現実は甘くなかった。

山口まずはじめに、吉永さんが現職に至るまでのバックグラウンドから伺いたいのですが、もともと英語は得意でしたか?

吉永学生時代の頃から英語が好きで、大学生の時に1年間交換留学でカナダへ行ったこともありました。帰国後、教師になろうとして教育実習に行くと、先生から「社会人経験積んでからでも遅くないよ」と言われたんです。そこで、生徒にちゃんと向き合えるように私も経験を積みたいと思ったのが、この世界に入る最初のきっかけですね。

山口なるほど。では、卒業後は新卒で日本の企業に就職されたのですか?

吉永いえ、それが日本ではなくて。英語力も鍛えられる条件で考えたら、やっぱり海外に目が向いて仕事を探すようになったんです。ちょうどフィジー留学会社の現地学校で事業拡大スタッフを募集していて、「これだ!」と思いそのまま応募・入社しました。なので、フィジーで社会人経験スタートです(笑)

山口いきなり単身で飛び込むとは、かなり刺激的ですね。現地に日本人スタッフはいましたか?

吉永いえ、日本人は私だけです。当時はまだまだフィジー留学がメジャーではない頃でしたが、立ち上げの段階からジョインし、結局現地では7年間働きました。語学学校のコーディネーターから始まり、日本人の受け入れやカウンセリング、海外営業はもちろん、現地の高校に日本人留学生を受け入れるESLの立ち上げなども行いました。

山口すごいですね。得意だった英語が活かせたということですか?

吉永とんでもない。もう最初から挫折の連続です。正直、自信はありました。留学経験から身についた英語力で「いけるだろう」と思っていたんですね。でも、現実は甘くはなかった。ビジネスで使う英語と日常会話は全く違うと痛感させられました。外国人と仕事をするというハードルは、想像以上でしたね。

自分の話す英語を聞いた相手が、だんだん不機嫌になっていく――いきなり現場で大きな挫折を味わった。

山口ちなみに具体的なエピソードはありますか?

吉永留学しているときは「学生」であり「日常会話」がベースですから、言葉遣いを気にしたことはありませんでした。ところが「仕事」となると、今度は相手が学校の校長先生とか教育省の方になるんですよ。たとえば、先方との打ち合わせで、「…right?(…ということですよね?)」と何度も言っていたんですが、だんだん相手の表情が険しく、不機嫌になってきて。

山口ええっ!

吉永私としてはちゃんと相手が理解しているのか確認したいと思って使っていましたが、イラッとさせたんだと思いますね。いわゆる新入社員が取引先相手に「…でしょ?」と言っているようなイメージ。これを無意識にやっていました。「言葉はその人を表す」とよく言いますが、一度嫌な印象を与えると次に会った時も「またこいつが来た」と思われてしまうんですよね。

山口それはもう、英語の問題をこえて、吉永さんという個人への関わり方が変わってきてしまうということですよね?

吉永そうですね。ビジネスとなれば、関係構築ができないのはもう致命的です。私は新卒の時に経験していますが、今の年齢・ポジションで同じことはできませんね。初対面の相手から信頼を得るチャンスというのは、本当に短い時間ですから。

どんなに英語が堪能でも、外国人と「信頼関係」を築けなければ無力。でも、そんな事実もやり方も、日本では教えてくれない。

山口吉永さんがその他に「英語力だけでは足りない」と気づいた点はありますか?

吉永語学学校の運営状況の確認や「教師のサポート」という名目で、日本人として初めて仕事を任された時にも、早々に問題が起きました。仕事とはいえ、「日本人が1人、授業中のクラスを覗いている」という状況だったので、「いったい何しに来たんだ?君は我々を偵察しに来たのか」と誤解を受けて、完全に教師たちにシャットアウトされてしまって。もうそこで「ああ、これは英語力云々ではなくて、信頼関係がなければダメだ」と感じました。

山口どのようにしてその状況を克服されましたか?

吉永まずは彼らに「私はあなたのことを第一にしていますよ、理解していますよ」という意思を伝えるために、ここに来た背景を詳しく説明しました。「私が入ってきた理由は、あなたたちのことをボスに告げ口するためでもなく、“この学校を良くしたい“という、そのためだけに来たんだ」と。さらには、「日本人の顧客(学生)を相手にするのだから、日本人の視点も求められる。だから日本人の私が来たんだ」という“私の価値”を伝えました。相手をリスペクトし、一つの考えについてたくさんの背景と理由を論理的に伝えるように意識しましたね。こうすることで、色々と意見がぶつかる中でも最終的には理解をしてくれて、信頼関係が生まれたんです。

山口それはもう、異文化マネジメントのスキルがないと太刀打ちできない問題ですね。ビジネスシーンに適した英語スキルも大事だけれど、相手との仕事を前に進めていくとなると別のスキルが必要ということですよね。

吉永はい、それは本当に痛感しました。事業拡大後に日本人スタッフも増えましたが、たとえ英語が堪能でも、現地スタッフを爆発させた日本人スタッフを何度も見たことがありますから。英語の上手下手だけではなく、外国人と仕事をすることがどういうことかを知らなければ、現場では無力です。でも、日本ではまず「英語力の有無」が優先されますから、そんな現場の事実はなかなか教えてもらえませんよね。それはある意味、日本に戻ってきてから危機感を覚えたことです。

現場に出てから「気づくのが遅かった」と後悔して欲しくない――だからこそ、「たくさん失敗できる」学びの場を提供したい。

山口そういう吉永さんの原体験を通じて、現職で伝えたい想いはありますか。

吉永私が携わっているのは、PEGL[ペグル]の全コースに組み込まれている「BBTオンライン英会話」のマネジメントですが、どちらかと言うと「英会話」というより、「コミュニケーション」に重きを置いているのが良いと思っているんです。いわゆる、学校では教えてくれない「英語以外の部分」も掘り下げますから、そういった意味では、失敗できる場がたくさん提供できると思うんですよ。

山口そうですね。むしろ、現場に出て初めて「英語以外の危機感」を体験される方が圧倒的に多いはずです。

吉永英語を頑張ってきた方なら尚のこと「気づくのが遅かった」なんて、現場に出てから思いたくないですよね。突然海外出張や赴任が決まったり、1ヶ月に1回くらい外国人と仕事をするという方もいらっしゃると思います。だからこそ、そこに向けて日々練習できる場が必要ですよね。たくさん失敗して、「ああ、こんなふうに言ったらいいんだな」「こういう意識や対応が必要なんだな」という感覚までをもインプットしていただけたら嬉しいです。そうすれば、丸腰で行った私のように本番で失敗しないですから(苦笑)

山口フィリピンにいるBBTオンライン英会話のスタッフとは普段どういうやり取りをされていますか?

吉永基本的には電話会議でミーティングをしたり、時々現地にも赴いて直接話をしたりしています。大事にしていることは、何かを言う時にはちゃんとその背景を伝えて、理由を添えるということ。非常に厳しいことを言わなければいけない時もありますが、いきなりマイナスのことを結論から言ってもダメなので。受講生の方々がなぜ我々の英会話を受けているのか、どんな背景で、どんなことをやりたいと思って学んでいるのか、ということを伝えています。

山口やはりここでも「背景」と「理由」ですね。

吉永そうですね。なかなか彼らにとっては理解しにくいことでも、何度も現地のマネージャー陣とミーティングを重ねたりしながら「ちゃんと受講生が“実際の現場に入って失敗しないかどうか”をフィードバックしてほしい」と伝えています。ここで学んだことは、ぜひみなさんの成功体験につなげていただきたいので!

山口それでは、最後になりますが、吉永さんがこれから向かう先は何でしょうか?

吉永私は目の前にいる人の成長を見届けるのが好きなんです。それは学生時代に教師になりたいと思っていた時から変わっていません。語学学校で働いていた時はまさに目の前で生徒たちがどんどん成長していく姿を見ていました。今の受講生の方々はほとんどがビジネスパーソンですが、BBTオンライン英会話を経て、皆さんがどこかで大きなインパクトを与えていらっしゃるのだなと思うと、想像するだけでワクワクしますよね。「英語と教育」は、これからも変わらない私の軸だと思います。

インタビューを終えて

BBTオンライン英会話のマネージャーである吉永に、英語の仕事に携わる背景から将来の夢まで語ってもらいました。今では英語が堪能である彼女も、これまでにいくつもの失敗を重ねて成長しています。単に英語を話せるようになる机上の学習ではなく、いかにビジネスで成果を出すために英語だけではない実経験が必要かを改めて感じます。また、彼女の仕事に対する真剣な取り組みは、彼女の軸がブレることがないからでしょう。

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山口 幸広(Yukihiro Yamaguchi)

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