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Sayの同義語を使い、表現の幅をひろげる

 

英語でプレゼンテーションなどをするときに、どうも表現がいつも同じでもっとバリエーションに富んだ表現をしたい、という思いを持つ人も多いのではないでしょうか?
日常会話であっても、「とりあえず意思の疎通は問題なくできるけれど、もっと色々な表現を駆使したい」と思う人は多いはずです。

 

例えばSay(言う)の表現に幅を持たせるだけで、特にプレゼンテーションなどではワンレベル上の表現ができるようになります。
例えば、「アンケートをして100人の内50人が〇〇と言った」という場合、どう表現できるでしょうか?

 

一番簡単なのは、50 people say….ですね。
According to the survey, 50 people said….で十分に正しく、自然な表現ができます。
では、Sayの代わりにshareはいかがでしょうか?
「共有する」という意味ですが、「(意見などを)共有する」という意味で使うことができます。
Can you share your opinion?(意見を教えてください)と言うこともあります。
According to the survey, 50 people shared….というだけで、バリエーションが1つ増えます。

 

Reportも使えます。「報告する」の意味。
50 people reported….でも、Say やShareと同じ意味です。
また、Reportは「出向く」「出頭する」の意味もあります。
例えばマラソン大会などで、スタートの時間に近づくと、ランナーに対してPlease report to the starting area.と言いますが、「スタート地点に向かってください」の意味です。
自分の体がReportするか、情報がReportするかの違いですね。
もちろん、もっと簡単にAnswerやRespondも使えます。どちらにしても「答える」「回答する」の意味。
50 people answeredや50 people respondedでOKです。

 

上記の表現、どれを使っても、thatを用いて文章を続けられます。
According to the survey, 50 people responded that they preferred to continue to wear a mask.
「アンケート結果では、50名がマスクの着用を継続したいと言っていた」となります。
どの動詞を使っても同じ構文で表現できるので便利ですね。

 

1つ気を付けたいのは、50 peopleのPeopleの代わりにRespondentsなどを使った場合。
「50人が……」ではなく、「50名の回答者が……」という表現です。
50 respondents shared….なら不自然ではないですが、50 respondents respondedだと似た言葉か繰り返されてしまうので、文法的には正しくても不自然な響きがしてしまいます。注意しましょう。

 

 

 


 

筆者:木内 裕也  PEGL[ぺグル]-実践ビジネス英語講座-講師

ミシガン州立大学アメリカ研究博士号取得。国際会議、企業間交渉、テレビ放送などでの同時通訳ならびに実務翻訳を中心に活動。バラック・オバマ元大統領の自伝、マイ・ドリームの翻訳者。アフリカ系アメリカ人の歴史と文化を学術専門分野としてデトロイトやボストンなどで研究を行う。ミシガン州立大学では、アメリカ研究、大衆文化の授業を担当。上智大学で通訳講座を担当した経歴も持つ。TOEIC、TOEFLで満点、英検1級など主要な英語資格検定で最高峰の記録を持つ。

 

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