学校では教わらない”can”と”be able to”の違い
学校の英語の授業ではどちらも「~できる」の意味と教わった”can”と”be able to”。
しかし「~できる」と一口に言っても意味は色々で、どんな時でも”can”と”be able to”の両方が使える訳ではないので要注意です。
基本的なルールがありながらも例外があり、なかなか使い分けが難しい”can”と”be able to”。
今日は「~できる」の意味にフォーカスした”can”と”be able to”の使い方の違いを、まとめてご紹介します。
1.”can”の基本的用法
(1)可能性
例)I can see the Tokyo Tower from the office window.
(オフィスの窓から東京タワーが見えます)→見ようとすれば見ることができる
(2)許可
例)You can use my pen.
(私のペンを使ってもいいですよ)→許可を得て使うことができる
(3)能力(一般的に、備わった能力※)
例)She can speak three different languages.
(彼女は3種類の言語を話すことができます)→話す能力が身に備わっている
※カジュアルな表現として、一時的な能力を表すのに使われることもあります
2.”be able to”の基本的用法
(1)能力(一般的に、一時的な能力※)
例)He isn’t able to walk because of his broken leg.
(彼は足が骨折していて歩けません)→骨折のため、一時的に歩けない
【”can”との比較】
His baby can’t walk yet.
(彼の赤ちゃんはまだ歩けません)→まだ歩く能力が身に備わっていない
※フォーマルな表現として、備わった能力を表すのに使われることもあります
さて、ここまでが基本ルールで、以下は例外・注意点になります。
3.主語による使い分け
“be able to”は原則として人(生物)を主語にとるので、物・事が主語の時には”can”を使います。
× Computers are able to do a lot of things.
○ Computers can do a lot of things.
(コンピューターは様々なことをすることが出来ます)
4.”can”の制限
“can”には現在時制(can)と過去時制(could)しかなく、また他の助動詞の後に置くことが出来ないため、
未来時制や完了形を表したり、他の助動詞が先行したりする時には”be able to”を使います。
例)You will be able to see the Tokyo Tower from the new office.
(新しいオフィスから東京タワーが見えるでしょうね)
例)I haven’t been able to sleep well recently.
(最近よく眠れません)
例)Applicants for the job must be able to speak at least two foreign languages.
(この仕事に応募するには、2ヶ国語以上の外国語が話せなくてはなりません)
5.過去時制の場合
過去の特定の状況において「~できた」と過去形で表す場合には、”be able to”または”managed to”を使います。
○ I didn’t know where he was, but I was able to find him in the end.
○ I didn’t know where he was, but I managed to find him in the end.
(彼がどこにいるのか知りませんでしたが、最終的には見つけることができました)
“can”の過去形の”could”は、「過去に継続してあった能力」を表すもので、一度きりの経験に対しては通常使いません。
× I didn’t know where he was, but I could find him in the end.
○ My grandfather could speak three languages.
(私の祖父は3ヶ国語を話すことができました)
但し、否定形の”couldn’t”はどのような場合でも使えます。
○ I looked for the key everywhere, but I couldn’t find it.
(あらゆるところを探しましたが、鍵は見つかりませんでした)
如何でしたでしょうか?
色々出てきたので混乱してしまいそうですが、基本は”can”、4・5の使えない場合のみ”be able to”と覚えておけばまずは大丈夫です。
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