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ビジネス英語で気を付けたい「How」と「What」の違い

ビジネス英語で気を付けたい「How」と「What」の違い

英語の中級者以上でもたまに間違えてしまうのが、HowとWhatの違い。
特に「どう思いますか?」という質問をするときに、HowとWhatを混同してしまう例を耳にすることがあります。

 

一般的には「思う」はWhat、「どう思いますか?」はWhat do you think?です。
日本語では「どう思いますか?」と聞きますが「何を思いますか?」という意味ですね。
具体的に思っている内容を聞いているので「何を」の意味であるWhatが使われます。
「どうThinkする?」と聞いたら「目を瞑って、集中して考える」という答えになってしまうでしょう。

 

同様に「どう感じますか?」の時にはHow do you feel?です。
感じるのは具体的な事象を感じるのではなく、もっと感覚的なもの。
したがって「何」ではなく文字通り「どんな風に」の意味でHow do you feel?と質問されるのです。

 

ここまでの整理は比較的シンプル。
ThinkはWhatで、FeelはHowと覚えればOKです。
しかし、How do you think….という質問がされることもあります。
例えば、何か難しいプロジェクトを任された同僚がいるとします。
「相当難しいプロジェクトだから、1人でこなすのは難しいだろうな」と思っていたのですが、なんと1人でやってのけた。
そうなると仲間内では「彼はどうやってあのプロジェクトを成し遂げたんだと思う?」と話題になったりしますが、そういう時には、How do you think he managed the project so successfully? と口にします。

 

ThinkはWhatとだけ暗記していると、How do you thinkで始まる文章は間違えだと思ってしまうかもしれませんが、実際には正しい文章です。
「彼はどうやってあのプロジェクトを成し遂げたのか」だけだと、How did he manage the project?ですね。
質問の内容は「どうやって成し遂げたか」であり、「何を成し遂げたのか」ではありません。
その文章に「あなたは思うか?」が挿入されただけ。
質問の内容は「何を思うか」ではなく「どうやって成し遂げたか」なので、Howを使うのが正しいのです。

 

似たように、What do you feel like eating for dinner tonight?も正しい質問。
Feel like eatingは「食べたいと思う」の意味。
「夕食は何を食べたいですか?」という質問ですから、質問の内容は「どう感じるか」ではなく「何を」です。
従って、What do you feelが正しい文章です。

 

一般的には、What do you thinkとHow do you feelという風に覚えておくとよいですが、場合によってはWhatとHowが入れ替わることも。
この点に気を付けてみるとよいでしょう。

 


 

筆者:木内 裕也 PEGL[ぺグル]-実践ビジネス英語講座-講師
ミシガン州立大学アメリカ研究博士号取得。国際会議、企業間交渉、テレビ放送などでの同時通訳ならびに実務翻訳を中心に活動。バラック・オバマ元大統領の自伝、マイ・ドリームの翻訳者。アフリカ系アメリカ人の歴史と文化を学術専門分野としてデトロイトやボストンなどで研究を行う。ミシガン州立大学では、アメリカ研究、大衆文化の授業を担当。上智大学で通訳講座を担当した経歴も持つ。TOEIC、TOEFLで満点、英検1級など主要な英語資格検定で最高峰の記録を持つ。

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